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マクロン氏、仏暴動を選挙に利用する外国首脳を非難 移民原因説を否定

マクロン氏、仏暴動を選挙に利用する外国首脳を非難 移民原因説を否定

フランスのマクロン大統領が、先週末に国内で起きた暴動を自らの選挙運動に利用し、フランスの評判を傷つけているとして外国首脳らを非難しました。暴動の原因を移民やイスラム過激派に求めたトランプ米大統領やネタニヤフ・イスラエル首相の発言が、批判の対象になったとみられています。

内容

何が起きたのか

フランスでは先週末に暴動が発生しました。暴動のきっかけや規模、被害の詳しい内容は、現時点で明らかになっていません。

この暴動をめぐり、マクロン大統領は10月21日、訪問先のカタールの首都ドーハで記者団の取材に応じました。暴動を自らの選挙運動に利用してフランスの評判を傷つけているとして、外国の首脳らを非難しました。

批判されたのはどの首脳か

AFP通信は、マクロン氏がアメリカのトランプ大統領とイスラエルのネタニヤフ首相を暗に批判したとみられると伝えています。マクロン氏は名指しを避けましたが、「この地域にも、大西洋の向こう側にも」フランスを犠牲にして選挙運動をしている指導者がいるという趣旨の発言をしました。日本経済新聞は「暴動巡りトランプ氏批判」との見出しで、マクロン氏がトランプ氏の移民をめぐる発言を「容認できず」としたと報じています。

各首脳はどんな発言をしていたのか

トランプ氏は19日、フランスで起きた抗議デモや暴力行為の原因は移民にあると改めて主張し、マクロン氏に国境管理を強めるよう求めました。報道によると、トランプ氏は「国境を閉鎖せよ」と訴えたほか、暴動を「革命」と表現し、フランスの右派政治家ルペン氏を「保守派の代弁者」と称賛しました。

ネタニヤフ氏は20日、フランスが「イスラム過激派の侵略に屈した」と主張し、暴動はイスラム過激派があおったものだとの見方を示しました。

なぜ選挙運動への利用とされたのか

トランプ氏はこれまで、不法移民対策を中心的な公約に掲げてきました。マクロン氏は、外国首脳らがフランスの暴動を自国での選挙運動に使っているとの認識を示しています。ただ、具体的にどの選挙を念頭に置いた発言なのかは、現時点で明らかになっていません。

マクロン氏はどう非難したのか

マクロン氏は、人工知能(AI)で作られた偽の動画などの誤った情報が出回り、それをもとに外国の首脳を含む多くの人が「容認できず、ばかげているとさえ言える発言」をしていると批判しました。韓国メディアは、マクロン氏が米欧の右派を批判し、暴動の原因を移民とする見方を否定したと伝えています。トランプ氏の主張を「愚かだ」と批判したとする報道もあります。

出典:FNNプライムオンライン(YouTube)

注目ポイント

一国の暴動をめぐり、アメリカとイスラエルの首脳が原因について強い主張を発信し、当事国の大統領が反論するという、首脳間の応酬に発展している点が関心を集めています。AIで生成された偽動画などの誤情報が、各国首脳の発言にまで影響したとマクロン氏が指摘している点も注目されています。トランプ氏がフランスの右派政治家ルペン氏を称賛したことで、フランス国内政治への影響も今後の焦点になりそうです。

ネットでの反応

ネット上では、首脳どうしの応酬に注目が集まる一方で、もともとの抗議がどのような訴えから始まったのかを問い直す声が見られます。抗議には高校生も関わっていたという受け止めもあり、移民や過激派をめぐる各国首脳の主張が前面に出るなかで、当初の抗議の中身が見えにくくなっていることへの戸惑いがうかがえます。言葉少なに受け止めを示す反応もあります。

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2026年10月22日 11時15位

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