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中国語AI「ARTEX」、脆弱性診断から情報収集まで約15秒と実演

中国語AI「ARTEX」、脆弱性診断から情報収集まで約15秒と実演

サイバー攻撃への悪用が指摘されている中国語のAIエージェント「ARTEX(アルテックス)」について、国内のセキュリティー会社がダミーサイトで攻撃性能を試しました。脆弱性の診断から個人情報の収集までが約15秒で終わったと報じられています。企業や警察での情報流出が相次ぐなか、AIの悪用への警戒が強まっています。

内容

ダミーサイトでの実演で約15秒

読売新聞の報道によると、東京のサイバーセキュリティー会社が、中国語のAIエージェント「ARTEX(アルテックス)」の攻撃性能をダミーサイトで試しました。その結果、サイトの脆弱(ぜいじゃく)性を見つけてから個人情報を集め終えるまでが、約15秒で済んだということです。テストの様子は同紙に公開され、見出しでは悪用は「可能」と伝えられています。

ARTEXは、企業などへのサイバー攻撃に悪用されていると指摘されているAIです。ただし、何の目的で開発されたのか、どこが提供しているのかは、現時点で明らかになっていません。15秒で集められた個人情報がどのような種類だったのかも、詳しくは伝えられていません。

相次ぐ情報流出との関係

国内では、企業への不正アクセスによる情報流出が続いています。警視庁には、個人情報の流出に関する相談が1か月で約600件寄せられたと報じられています。22府県警の職員らの氏名やメールアドレスなど約14万件が流出した可能性があり、市民のアドレスも含まれるとされています。外食チェーンで約1080万件の情報が漏れた例もあります。

こうした流出が急に増えた背景として、中国製のLLM(大規模言語モデル)が台頭し、AIが偵察から侵入、情報の奪取までを自動で行う手口が広がっている可能性を専門家が指摘しています。一方で、個々の流出にARTEXが使われたかどうかは、現時点で確認されていません。

対策の状況

開発元がどのような説明や対策をしているかは、現時点で明らかになっていません。警視庁は、かかってきた電話やメールはすべて疑ってかかるよう呼びかけています。NHKや神戸新聞の社説も、AIの悪用を見据えた企業の対策を急ぐよう求めています。

注目ポイント

専門的な知識がなくても、AIに任せれば攻撃の工程を一気に進められる可能性があることが関心を集めています。警察や大手企業の情報まで流出が報じられており、自分の情報も漏れているかもしれないという身近な不安につながっています。専門家からは「情報漏れていない人の方が珍しい」という声も出ています。今後は、企業がどこまで防御を強化できるかと、流出したアドレスを悪用した詐欺への警戒が焦点になります。

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