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社会金与正氏、韓国軍を非難し境界付近への兵器追加配備を検討と表明

内容
談話の概要
北朝鮮の金正恩総書記の妹で、朝鮮労働党総務部長を務める金与正氏が10月19日に談話を発表しました。朝鮮中央通信など国営メディアが伝えています。与正氏は韓国との境界付近の情勢を「非常に不安定」とし、韓国軍の行動によって「深刻な事態」が生じていると警告しました。
そのうえで、不測の事態に備える措置として、軍事境界線付近への「戦術兵器」(「戦術的攻撃手段」)の追加配備を検討していると明らかにしました。あわせて、韓国に向けた拡声器放送の再開など「必要かつ適切な措置」も検討しているとしています。こうした状況が続けば韓国政府は必ず後悔することになる、とも警告しました。
境界付近で起きていること
朝日新聞によると、北朝鮮は軍事境界線付近で「要塞化」の作業を進めており、その過程で兵士が境界線を越える事例が相次いでいるとされます。韓国軍はこれに対し、拡声器による警告放送や警告射撃で対応しています。与正氏は談話で、越境の指摘を「根拠のない言いがかり」と退け、韓国軍の対応を「挑発」「情勢激化行為」だと批判しました。
きっかけとなった地雷爆発
与正氏は、警告射撃や拡声器放送に加え、「地雷爆発の茶番劇」と呼ぶ出来事を挙げ、韓国側が「越えてはならない一線を越えた」と主張しています。9月には南北を隔てる非武装地帯(DMZ)の中で爆発があり、韓国軍の兵士3人が負傷しました。韓国軍と国連軍司令部の合同調査は、北朝鮮が境界の韓国側に埋設した地雷が原因だと結論付けましたが、北朝鮮は関与を否定しています。
韓国政権への非難
韓国の李在明政権は南北対話の再開を目指してきました。しかし与正氏は、李政権の「対決」姿勢は、北朝鮮に強硬だった尹錫悦前政権を「はるかにしのいでいる」と非難しました。北朝鮮は最近、AIで標的を探知・追跡するという新型の精密誘導魚雷システムの試験など、兵器の試験を頻繁に行っており、南北間の緊張が高まっています。
攻撃手段の中身と日本への影響
与正氏は、追加配備を検討する兵器が具体的に何なのかを明らかにしていません。北朝鮮はかつて、韓国に向けて不快な音を流す「騒音放送」を行っていたことがあります。日本への直接の影響については、現時点で明らかになっていません。なお同じ19日には、北朝鮮が日本の核保有をめぐる議論を非難したとも報じられています。
注目ポイント
対話を目指す李在明政権に対し、北朝鮮側が前政権以上の「対決」姿勢だと批判した点は、南北関係の行方を考えるうえで焦点の一つです。地雷爆発の原因をめぐって南北の主張が真っ向から食い違っていることも、事態の落ち着きどころを見えにくくしています。今後、北朝鮮が「検討」とした兵器の追加配備や拡声器放送の再開に実際に踏み切るのか、また韓国側がどう対応するのかが注目されます。
参考記事
- 北朝鮮、韓国との境界付近で「深刻な事態」と警告AFPBB News 2026年10月20日 01:20
- 金与正氏 韓国軍非難する談話発表Yahoo!ニュース 2026年10月20日 01:20
- 北朝鮮、韓国への攻撃手段の増強など検討 韓国が「挑発」と金与正氏朝日新聞 2026年10月20日 01:20
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| 2026年10月20日 4時 | 17位 |
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