トップ > 社会
社会古いAndroidスマホを音楽専用機に変える無料アプリ「reTONE」発表

内容
どんなアプリなのか
「reTONE」は、使われなくなったAndroidスマートフォンを音楽を聴くための専用端末として再活用するための無料アプリです。開発元は、最新の携帯型オーディオプレーヤーやスマートフォンに取って代わるものではなく、しまい込まれた端末にもう一度音楽を鳴らす役割を与える道具だと説明しています。
設定で「音楽専用機として使う」を選ぶと、ホーム画面とロック画面が音楽向けの表示に切り替わり、起動直後からプレーヤーとして使える仕組みです。専用機化せずに、ふだんの音楽アプリとして使うこともできます。
再生機能の特徴
再生には独自のエンジンが使われており、192kHz/24bitのハイレゾFLACを、その品質を保ったままUSB DACへ送れるとしています。Androidが本来持つ音声の経路を使わず、アプリ自身がUSB DACと直接通信する方式のため、OS側がUSB DACに非対応の古い機種でも、曲本来のサンプリングレートで出力できるといいます。Androidの標準機能では再生できないDSD形式にも対応します。
出力先に合わせてサンプリングレートを変える必要がある場合は、エンジンが変換を1回だけ行います。変換フィルターは20kHzまでの帯域を平坦に保ち、折り返し成分を−100dB以下に抑える設計値とされています。DSDは高いレートのPCMに変換してから出力側のレートにそろえる方式で、2コアの古い端末でもDSD64や192kHz/24bitのFLACをリアルタイムで再生できる処理量に抑えたとのことです。
遠隔操作とネットワーク機能
専用機にした端末を、別のAndroidスマートフォンから操作することもできます。両方にreTONEを入れてBluetoothでつなぐと、手元の端末に専用機側のライブラリや再生画面が表示され、曲の選択や再生、音量、シャッフルを操作できます。さらに、自宅のNAS(DLNA)や、ペアリングした別のreTONE端末にある曲を、端末内の曲と一つのライブラリにまとめて再生する機能もあります。
これらの通信機能は最初はオフになっており、利用者が有効にした場合にだけ通信します。広告は表示せず、利用者の情報も集めないとしています。
対応機種と公開時期
対応OSはAndroid 4.0以降で、対応するのはARMの32bit・64bitのチップです。NEON命令を備えていないチップも含まれます。
アプリは無料で、近日公開予定とされています。具体的な公開日はまだ決まっておらず、紹介ページや開発元のSNSで知らせるとしています。
開発のきっかけ
10月のポタフェス大阪で試作品を展示した際、来場者から「欲しい」という声が寄せられたことから、一般に配布できる形まで仕上げることを決めたといいます。11月7日の「秋のヘッドフォン祭 2026」でも実機が展示される予定です。開発元がどのような事業を手がける会社なのかについては、現時点で明らかになっていません。
注目ポイント
多くの家庭に眠っている古いスマートフォンが、追加費用なしで音楽プレーヤーとして使えるようになるという身近さが関心を集めています。OSが対応していない古い機種でもUSB DACを使ったハイレゾやDSDの再生ができる点は、オーディオに詳しい人にとっても意外性のある内容です。広告や情報収集をしないとしている点や、正式な公開日がいつになるかも今後の焦点です。
参考記事
- 使わなくなったAndroidスマホを音楽専用機にする無料アプリ「reTONE」AV Watch 2026年10月19日 11:48
今話題の記事
ランキング登場履歴
この記事の内容に誤りを見つけた方は 情報の誤りを報告 からお知らせください。