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テクノロジー岩井コスモ証券に不正アクセス、意図しない売買成立 金融庁が調査

内容
何が起きたのか
岩井コスモ証券は、インターネット取引の運用をトレードワークスに委託しています。このシステムに第三者が管理者権限を持っているように装って入り込み、売買を管理するシステムを攻撃しました。顧客が知らないうちに株式の売却などの注文が出され、取引が成立しました。
報道によると、不正な売買注文が出たのは7口座で、そのうち5口座で取引が成立しました。あわせて4975人分の個人情報の漏えいも判明しています。
攻撃の手口
一部の報道は、手口を「総当たり攻撃」と伝えています。今回は顧客のパスワードが盗まれたのではなく、取引システムそのものが攻撃されました。このため、個人では対策が取れないとも報じられています。また、攻撃に人工知能(AI)が使われたとの見方があり、AIによる金融機関の被害としては初めての例となる可能性も報じられています。一方で、総当たり攻撃の詳しい中身や、なぜ防げなかったのかは、現時点で明らかになっていません。
顧客の資産への影響
システムはすでに復旧しています。不正に成立した取引は、取引前の状態に戻す措置が済んでおり、顧客に負担は発生していないとされています。
現在の対応
金融庁は岩井コスモ証券に対し、原因の分析と再発防止策をまとめるよう求めています。トレードワークスは他の証券会社にもシステムを提供しているため、金融庁は同じような被害が出ていないか、各社への聞き取りを始めました。証券各社も、システムの委託先への確認を急いでいます。
サイバーセキュリティーに詳しい立命館大学の上原哲太郎教授は、NHKの取材に対し、金融機関が狙われる段階に移ってきた可能性があると指摘しています。そのうえで、必要な場合はシステムの一時停止も含めて対応すべきだという考えを示しています。
個人投資家が自分の口座を守るためにできる具体的な対策は、現時点で明らかになっていません。
注目ポイント
今回は顧客側の不注意ではなく、証券会社が委託するシステムが直接攻撃されました。そのため、個人の注意だけでは防ぎきれない点に関心が集まっています。同じシステムは他の証券会社も使っており、被害がほかに広がっていないかが今後の焦点です。また、AIを使った攻撃が金融機関で現実になった可能性がある点も注目されています。
参考記事
- 「カーセンサー」などに不正アクセス、最大371万件の個人情報漏えいか 問い合わせ客の氏名・住所などITmedia 2026年10月21日 12:41
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