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社会米公立校で日本の漫画が「禁書」に 規制の是非で議論

内容
米国で書籍の撤去・閲覧制限が過去最多に
アメリカの公立学校では、特定の書籍を撤去したり閲覧を制限したりする、いわゆる「禁書」の動きが広がっています。米国の非営利団体によると、2025年度から26年度にかけての撤去や閲覧制限は1万1982件で、過去最多になりました。主な対象は暴力や性的な描写、LGBTQなどを扱う書籍で、日本の人気漫画も含まれています。この現状について、報道番組『ABEMA Prime』が専門家と保護者を交えて議論しました。
規制が広がった詳しい経緯や、対象となった具体的な作品名、図書館や学区の名前は、現時点で明らかになっていません。
問題視されたのは「描かれ方」
メディア学者の渡辺真由子氏は、漫画好きとして残念だと述べる一方で、日本の制作者や出版社の人権意識の低さが表れたと指摘しています。渡辺氏によると、アメリカで問題とされているのは表現の過激さだけではなく、描かれ方だといいます。
例として挙げられたのは、生徒が教師に銃を向ける場面です。生徒と教師の関係が逆転している点が批判の対象になるとしています。性表現では、女性キャラクターが無理やり体を触られたり裸にされたりする場面が笑いとして描かれ、被害を受ける側のつらさに寄り添う姿勢が見られない点が問題視されているといいます。渡辺氏は、相手の尊厳を傷つける行為を肯定的に描くのか、最終的に許されないこととして描くのかを分けて考えるべきだと述べています。
子どもの成長への影響をどう考えるか
性教育講師で3児の母の堺萌さんは、子どもの年齢や発達に応じて性的・暴力的な表現に触れにくくする仕組みは必要だと一定の理解を示しました。一方で、自身も漫画から多くの感動や学びを得てきたことから、一律の禁止には慎重な考えです。年齢区分や内容表示で選べるようにしつつ、子どもが楽しみながら「これってどうなんだろう」と考えられる仕組みを提案しています。
渡辺氏は、偏った価値観は現代の漫画に限らず、『シンデレラ』や『白雪姫』のような定番の童話にも含まれていると指摘しました。悪影響を抑える方法として「親が一緒に見る」ことを挙げ、現実では許されないことだと親がその都度話しかけることで、子どもを現実に引き戻す効果があると説明しています。
堺さんは、親がすべての作品を事前に確認することは難しく、自分が過去に見た作品でも親の目で見直すと「まだ早かった」と感じることがあると話しました。そのうえで、見る・見ないを親が決め続けるのではなく、子どもが自分で考える力を育てることが大切だと訴えています。
注目ポイント
海外で親しまれている日本の漫画が規制の対象に含まれたことで、日本の作品の表現が海外でどう受け止められているかに関心が集まっています。また、議論は禁止か容認かの二択にとどまらず、レーティングの活用や親子の対話、子ども自身の読み解く力をどう育てるかといった、家庭や教育の現場に身近な論点にも広がっています。
ネットでの反応
SNSでは、「自由が奪われている」と規制に反発する声が上がっています。その一方で、「子どもにはまだ早い描写もある」「規制は仕方ない」と受け入れる声もあり、受け止めは分かれています。専門家の議論が表現の「描かれ方」や大人の関わり方に焦点を当てているのに対し、ネット上では規制そのものへの賛否が中心になっている点に違いが見られます。
参考記事
- 過激表現の規制 子どもを守るのかYahoo!ニュース 2026年10月18日 22:30
- アメリカで日本の漫画が「禁書」に...規制は子どもを“守る”のか、“成長の機会を奪う”のか? 大人の向き合い方を議論dメニューニュース 2026年10月18日 22:30
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| 2026年10月18日 23時 | 9位 |
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