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オバマ氏「イスラエルは道徳的優位性を手放した」 ネタニヤフ氏が反論

オバマ氏「イスラエルは道徳的優位性を手放した」 ネタニヤフ氏が反論

オバマ元米大統領が北アイルランドでのイベントで、パレスチナ人への対応をめぐりイスラエルは「道徳的優位性」を手放したという趣旨の発言をしました。総選挙を数日後に控えたネタニヤフ首相が動画で反論し、長年対立してきた両氏の応酬として注目されています。

内容

オバマ氏の発言

AFPによると、オバマ元米大統領は10月13日、英領北アイルランドのベルファストで開かれたイベントで発言しました。その様子は動画としてオンラインに投稿されています。

オバマ氏は、在任中にネタニヤフ氏へ直接伝えた考えとして、報復が繰り返される状況を終わらせるには、力で勝る側こそが責任を引き受ける必要があると語りました。そのうえで、中東で最強の軍事力と最先端の技術を持つイスラエルが、誰にも譲らず望むものをすべて手に入れることで安全を守ろうとするなら、当面は機能しても、最終的にはイスラエル自身に深刻な結果をもたらすと警告しました。

見出しにある「道徳的優位性を手放した」という表現は、こうしたパレスチナ人への対応をめぐる一連の指摘を指したものとして報じられています。なお、オバマ氏は2023年10月7日の攻撃を起こしたハマスに対しても、強い言葉で非難しています。

建国の経緯への言及

イスラエルのメディアが特に大きく伝えたのは、1948年の建国をめぐる部分です。オバマ氏は、ユダヤ人が長い歴史の中で迫害や差別を受け、その多くに欧州が責任を負っていたと述べました。歴史的に結び付きのある土地に安住の地を求めたことは理解できるとしつつ、同時に、そこに暮らしていたパレスチナ人が土地を失い追われたことも否定できないと指摘しました。さらに、パレスチナ人が不当だと訴え、土地の回復を求める気持ちも理解できると語っています。

ネタニヤフ氏の反論

ネタニヤフ首相は16日、オバマ氏の発言を引いた動画を投稿し、遺憾の意を示しました。イスラエルは先祖の土地であり、ユダヤ人は外から来た占領者ではなく、その歴史は植民地化の試みでも土地の略奪でもないと主張しました。また、ヨルダン川西岸南部をイスラエル側の呼び方である「ユダヤ」と表現し、自分たちの祖国だと述べました。イスラエルは1967年の第3次中東戦争以降、ヨルダン川西岸を占領しています。

両氏の関係と選挙

ネタニヤフ氏はトランプ米大統領と緊密な関係にある一方、2009~17年に大統領を務めたオバマ氏とは激しく対立し、共和党と連携してオバマ政権の対イラン外交を批判してきました。接戦とみられる総選挙を数日後に控え、ネタニヤフ氏は外国勢力が自身の敗北を望んでいると訴え続けており、イスラエルに批判的なニューヨークのマムダニ市長を特に標的にしています。

今回の発言がガザを含む中東情勢にどのような影響を与えるのかは、現時点で明らかになっていません。

出典:Times Of India(YouTube)
出典:内外タイムス 報じ続けて、80年。(@naigaitimes_com)(X)

注目ポイント

長年「犬猿の仲」とされてきた2人が、イスラエル総選挙の直前に公の場で応酬した点に関心が集まっています。オバマ氏が建国の経緯にまで踏み込み、パレスチナ人が土地を追われた事実に触れたことも注目を集めています。選挙で外国からの干渉を訴えているネタニヤフ氏にとって、この発言が接戦の行方にどう関わるのかが今後の焦点になります。

ネットでの反応

ネット上では、オバマ氏の指摘に賛同する声がある一方で、「手放した」という言い方に引っかかる受け止めが目立ちます。もともとイスラエルに道徳的な優位性があったとは思えない、という趣旨の投稿が多く見られ、報道が伝えた両氏の対立や選挙への影響よりも、言葉選びそのものに議論が集まっています。

また、ユダヤ人が受けてきた迫害はパレスチナ人の責任ではないとして、欧州の責任を問う意見も出ています。反対に、オバマ氏自身の中東政策を批判する投稿や、イラン核合意など在任中の対応を評価しつつ現状との関係を論じる投稿もあり、受け止めは分かれています。「道徳的優位」という表現自体を目新しく感じたという反応も見られます。

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ランキング登場履歴

2026年10月18日 14時16位

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