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共産・山添氏、綱領改定で共産主義の「抑圧社会」イメージ払拭に意欲

共産・山添氏、綱領改定で共産主義の「抑圧社会」イメージ払拭に意欲

共産党の山添拓政策委員長が10月16日の記者会見で、社会主義や共産主義に「独裁的な抑圧社会」の印象を持つ人が少なくないと述べました。来年1月の党大会で決める綱領改定を通じて、そうした「レッテルをはがしたい」と語っています。

内容

会見で何を語ったのか

共産党の山添拓政策委員長は10月16日、国会内で記者会見を開きました。社会主義や共産主義と聞いて、自由がなく独裁的な社会を連想する人が少なからずいるとの認識を示し、旧ソ連や今の中国、北朝鮮と重ねて見られている現状に触れました。そのうえで、本来めざすのは人間の自由が花開く社会だと説明し、「誤解や偏見」や「レッテル」を取り除いて本来の姿を取り戻したいと述べています。

綱領改定案は何を変えるのか

共産党は10月12〜14日に開いた第10回中央委員会総会で、令和2年以来となる綱領の一部改定案を了承しました。正式な決定は来年1月の党大会で行われる予定です。改定案では、社会主義・共産主義の最も大きな目的を、人間の自由をあらゆる面で豊かに保障し、開花させることだと定めています。あわせて、労働時間を短くして自由に使える時間を増やすことを強く打ち出しました。

関連する報道の見出しでは、改定案で「少子化克服」の文言が削られたことや、天皇に関する条項の表現が変わったこと、「軍国主義復活」への懸念が盛り込まれたことも伝えられています。

なぜ「抑圧社会」の印象が残っているのか

山添氏は、旧ソ連や中国、北朝鮮と結び付けて受け止められていることを挙げています。田村智子委員長も10月14日の会見で、改定案は「ソ連流の解釈」をその名残まで取り除いたものだと述べ、これまでの党綱領もソ連流の考え方に縛られていたことを認めました。

どのように「レッテルはがし」を進めるのか

山添氏によると、改定案はマルクスの「資本論」や草稿までさかのぼり、社会主義・共産主義が本来めざした目的を示したものだといいます。資本主義が抱える矛盾を乗り越えて人の自由を広げるという考え方は、欧米で広がる社会主義の潮流と重なる部分もあるとの見方も示しました。多くの人が抱くイメージを塗り替えるものになると期待し、すんなり受け入れられる手応えがあると語っています。

マルクスの理論を絶対視するのかと問われると、マルクスも具体的な経済の仕組みまですべて描いたわけではないと説明しました。理論の中心にあるのは、人が自由な時間を生かして豊かに成長できる社会への展望だという考えです。綱領についても、これまで改定を重ねてきたことから、永遠に変わらないものだとは考えていないと述べ、現時点で得られる知見にもとづいた最良の案に仕上げているところだとしました。

他党や識者の受け止めは

他の政党や識者が今回の綱領改定をどう評価しているかは、現時点で明らかになっていません。

出典:日本共産党(YouTube)

注目ポイント

共産党が党の名前にも掲げる「共産主義」の意味を、自らの言葉で定義し直そうとしている点が注目されています。党の幹部が、ソ連型の解釈に縛られていたことを公の場で認めたことにも関心が集まっています。来年1月の党大会で改定案がどのような形で正式決定されるのか、そして世間のイメージが実際に変わるのかが今後の焦点です。

ネットでの反応

ネット上では、党の姿勢に懐疑的な受け止めが目立ちます。報道は綱領の中身や理論の位置づけを中心に伝えていますが、反応の多くは党の運営のあり方に向いています。民主集中制や長く続いたトップ体制、異論を唱えた党員への対応などを挙げ、「抑圧的」という印象は綱領の言葉ではなく日頃の行動から生まれているのではないか、との声が多く見られます。「レッテル」という表現そのものに反発する意見や、党首公選制など実践で示すべきだという意見もあります。

一方で、共産主義そのものは学問として興味深いという声や、理想は悪用された歴史があるという見方、労働者の立場に立つ別の政党の登場に期待する声も見られ、受け止めは一様ではありません。

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2026年10月18日 10時12位

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