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パナソニック新「全自動ディーガ」、録画番組をクラウドへ保存可能に

パナソニック新「全自動ディーガ」、録画番組をクラウドへ保存可能に

パナソニックは、録画番組をOneDriveやGoogleドライブに保存できる「クラウド録画」機能を備えたBDレコーダー「全自動ディーガ」の新モデルを、10月15日にメディア向けに披露しました。発売は10月下旬の予定です。HDDの容量不足や本体の故障に備えられる一方、再生できるのは録画に使った本体だけという制約もあります。

内容

新モデルの概要

パナソニックは、BDレコーダー「全自動ディーガ」の新モデル5機種を10月下旬に発売します。15日にはメディア向けの説明会で、製品の詳細が紹介されました。価格はオープンです。各機種の市場想定価格は、現時点で明らかになっていません。5機種のうち4Kチューナーを内蔵した2機種はUltra HD Blu-rayの再生に対応し、HDMI出力を2系統備えています。残りの3機種はBlu-rayの再生に対応し、HDMI出力は1系統です。

「クラウド録画」でできること

最大の特徴は、録画番組をMicrosoft OneDriveやGoogleドライブに保存できる「クラウド録画」です。これまでのディーガでは、録画番組の保存先は内蔵HDDのほか、BDディスクや外付けHDDでした。新モデルではこれらと同じ感覚で、クラウドを保存先として選べます。保存できる容量は最大10TBです。クラウドに保存した番組は、HDD内の番組と同じようにホーム画面や録画一覧から再生できます。スマートフォンアプリ「どこでもディーガ」を使えば、外出先からも視聴できます。

使い方は2通りあります。HDDに余裕があるときは、録画予約で「HDD+クラウド」を選ぶと、HDDに録画したうえでクラウドにも複製が残ります。HDDの空きが少ないときは「クラウド」を選ぶと、HDDには残さずクラウドへ移せます。クラウドへの転送は、本体を使っていない時間に自動で行われます。録画したときの画質はそのまま保たれ、たとえばDRモードで録った番組はDRモードのまま保存されます。

できないこと・制約

クラウドに直接録画したり、全自動録画の保存先をクラウドにしたりすることはできません。番組はいったんHDDに録画され、その後にクラウドへ送られます。著作権保護の仕組みとしては「ダビング10」が使われます。クラウドへの保存ではコピー回数を1回消費し、クラウドからHDDへ戻す場合は「ムーブ(移動)」の扱いになります。

保存したファイルはパソコンからも見えますが、暗号化されています。再生できるのは、録画に使ったレコーダーだけです。例外として、本体が故障して買い替えた場合は、パナソニックの「クラウド録画引継ぎサービス」に申し込むと、新しいディーガに番組を引き継げます。ただし、買い替え先の機種もクラウド録画に対応している必要があります。

そのほかの新機能

元の番組を残したまま好きな場面だけをまとめる「プレイリスト編集」に対応しました。楽曲名や出演者などを自分で登録して番組を絞り込める「番組タグ」機能も新たに加わっています。サムネイルで見たい場面を探す「プレビューサーチ」は、これまでの1分刻みに加えて10秒刻みでも探せるようになりました。指定したチャンネルの番組をまるごと録画する全自動録画は従来どおりで、最大10チャンネル分を約28日間保存できます。

なぜ今、クラウド録画なのか

説明会では、BDレコーダーを取り巻く厳しい状況が紹介されました。映像配信サービスの普及により、BDレコーダーの市場は2020年の約185万台から、2025年には約62万台に縮小しています。レコーダー事業から撤退するメーカーも出ています。さらに、半導体価格の高騰や円安などの逆風も重なっています。

担当部長は、テレビ番組を録画して大切な番組を残す文化には今も大きな価値があると説明しました。そのうえで、「推し活」のために番組を残そうとレコーダーを買う人が多いことを前向きな材料に挙げています。コストの見直しだけでは録画文化を将来につなげないとして、今の暮らしに合った新しい録画スタイルを提案する必要があると述べました。クラウド録画は、その「次の提案」として、大切な番組の新しい保存先を示すものと位置づけられています。

出典:AV Watch(@avwatch)(X)

注目ポイント

レコーダー市場が縮小し、撤退するメーカーも出るなかで、録画機器にクラウドへの保存を組み合わせた点が関心を集めています。容量不足や本体の故障で録りためた番組を失う不安は、多くの録画ユーザーに身近な問題です。一方で、クラウドに置いても再生先が限られるという仕組みが、どこまで使い勝手に影響するかも焦点になっています。

ネットでの反応

SNSでは、再生できるのが録画した本体に限られる点や、クラウドへ直接録画できない点など、制約に目を向ける声が多く見られます。放送番組には高い水準の権利保護が求められる以上、こうした制約は避けられないと受け止める意見があります。その一方で、番組ごとの有料配信が広がれば済む話ではないかとして、この方向に力を入れることへの負担を気にする声も出ています。説明会では録画文化を残すための新しい保存先として打ち出されましたが、ネット上では利便性よりも制約や仕組みのほうに関心が集まっている様子です。

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