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社会SBI証券のFXで誤ロスカット、IIJの作業ミスで779口座に影響

内容
何が起きたのか
SBI証券は10月14日、FXの「株券担保サービス」で障害が発生し、本来は行われないはずのロスカットが779口座で執行されたと発表しました。期間は10月12日(月・祝)の取引開始時から、13日午前5時30分に臨時メンテナンスが終わるまでです。
FXでは、預けた保証金をもとにその数倍の金額で外貨を売買できます。損失で保証金が一定の水準を下回ると、損失の拡大を防ぐために未決済のポジションが自動で決済されます。これがロスカットです。株券担保サービスは、保有している株を現金の代わりに保証金として扱える仕組みですが、今回は担保となる株の評価額(代用評価額)が計算に入らない状態になりました。そのため保証金が実際より少なく見積もられ、本来は対象外の口座まで保証金不足と判定されてしまいました。
なぜ起きたのか
SBI証券はFXシステムの運営をグループ会社のSBIリクイディティ・マーケットに任せており、その運用作業の一部はさらにIIJが請け負っています。
10月10日(土)の未明、担保の株に関する情報ファイルの到着が予定より遅れ、取り込み処理をやり直す必要が出ました。ファイル自体は午前1時25分までに届いていたため、決められた手順どおりに再処理すれば問題なく取り込めたとされています。ところがIIJの担当者が別の処理と取り違えたため再処理が行われず、代用有価証券情報と株価終値情報の2つのファイルが取り込まれないままになりました。
なぜシステムで検知できなかったのか
担当者は同日午前3時19分、2つのファイルが欠けた状態のまま後続の処理を再び実行しました。システムには、必要なファイルがすべてそろっているかを確かめてから先へ進む仕組みがなかったため、誤りがあっても処理は止まりませんでした。
影響と現在の対応
SBI証券は13日午前4時から5時30分にかけて臨時メンテナンスを実施し、代用評価額を正しい値に修正しました。あわせて、追加保証金が必要と誤って判定された口座について、13日午前2時時点の判定にもとづく強制決済を取りやめました。
対応の基本は、利用者の意向を確認したうえで、障害がなかった場合のポジションに戻すことです。ロスカットの後に取引・入出金・振替指示をしていない407口座は、臨時メンテナンスの際にすでにポジションが復元されています。復元を望まない場合は申し出ができます。一方、その後に取引などをした372口座は、後の取引への影響が考えられるため一律の復元はせず、個別に意向を確認して対応します。強制決済を避けようと自分で決済した利用者も同じ扱いです。
対象者には13日、ログイン後の「重要なお知らせ」で連絡済みです。外部からの不正アクセスではなく、個人情報や資産情報の流出はないとしています。業績への影響は軽微との見方を示しています。再発防止策としては、再委託先に確認や再実行の手順を見直して守らせ、その実施状況をSBI証券が確認するほか、委託先の管理体制を見直して監督を強めるとしています。復元によって利用者ごとに損得がどう分かれるのか、個別対応にどの程度の時間がかかるのかは、現時点で明らかになっていません。
注目ポイント
779口座という規模に加え、委託と再委託が重なる運用体制のなかで、1人の担当者の取り違えが顧客の取引にまで及んだ点が関心を集めています。人の作業ミスとあわせて、ファイルの欠けを確かめずに処理が進む設計だったことも原因として挙げられており、手順の見直しだけで再発を防げるのかが今後の焦点になりそうです。また、取引を続けた372口座への個別対応がどのように進むのかも注目されます。
ネットでの反応
ネット上では、こうした処理を人が手作業で行っていたことに驚く声が目立っています。報道は担当者の作業ミスを入り口に伝えていますが、反応のなかには、遅れて届いたファイルへの対応が想定されていない設計の問題ではないかと見る意見もあり、責任の所在の受け止め方に幅が見られます。委託と再委託が重なる構造そのものを問題視する声や、間にいるグループ会社の確認体制を問う声も上がっています。
このほか、ロスカットを受けた人の動揺を心配する声や、ポジションを元に戻すと得をする場合と損をする場合があるのではという疑問、さらに「誤ロスカット」という言葉の響きをネタにした投稿も広がっています。
参考記事
- SBI証券のFXで“誤ロスカット” 再委託先IIJが作業ミス、システムでも検知できず 779口座が対象ITmedia 2026年10月14日 12:40
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| 2026年10月14日 23時 | 5位 |
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