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米中間選挙まで3週間、共和党が地盤の選挙区で苦戦し上下両院の多数派維持に危機感

米中間選挙まで3週間、共和党が地盤の選挙区で苦戦し上下両院の多数派維持に危機感

11月3日の米中間選挙を前に、共和党が従来は安泰とされてきた選挙区での敗北を防ごうと対応に追われていることをCNNが伝えました。イラン戦争や生活費の上昇への有権者の不満を背景に、党内ではトランプ大統領の不人気が選挙戦の足かせになっているとの声も出ています。

内容

何が起きているのか

11月3日に投票が行われる米中間選挙まで3週間となり、共和党の選挙運動は危機対応に追われていると、CNNが報じました。党幹部らは、これまで安泰とみられてきた選挙区での敗北を防ごうと奔走しています。こうした議席を落とせば、上下両院の多数派を失いかねないとの懸念が強まっているためです。

なぜ大敗の危機にあるのか

党内の悲観的な見方の背景には、ここ数週間の世論調査の結果があります。イラン戦争や生活費の上昇に対する有権者の強い怒りを受け、共和党は下院の過半数を失う見通しとなっているほか、盤石とみられていた上院の過半数を失う恐れも出てきました。トランプ氏の顧問の1人は、戦争がすでに終わっていることを誰もが期待していたのに終わっていないと述べ、テキサスのような州で接戦になっている状況を認めています。

トランプ氏の何が足を引っ張っているのか

共和党内では数カ月にわたり、主要候補の応援を増やすようトランプ氏に求めてきました。しかし現在は、トランプ氏の支持率が低いため、本人が遊説に入ることが候補にとって利益よりも害になっているのではないかとの懸念まで出ています。再選を目指す共和党の下院議員の1人は、大統領の支持率に触れて「トランプ氏が党全体の足を引っ張っている」と語りました。具体的にどの発言や行動が不人気につながっているかについて、党内の評価は報道では詳しく示されておらず、現時点で明らかになっていません。

大敗を避けるための動き

共和党は、かつて民主党の地盤で議席を奪うことを狙っていましたが、その目標を後回しにし、伝統的に強い州や選挙区に資金や人員を回さざるを得なくなっています。上院選で共和党を支援する最大のスーパーPAC(特別政治活動委員会)は、ノースカロライナ州での広告予約を取りやめ、1932年以来民主党が上院選で勝っていないカンザス州に少なくとも1000万ドル(約16億円)を投入しました。共和党が極めて強いサウスカロライナ州でも、現職上院議員が民主党候補に押されつつあるとして500万ドルを投じています。さらにテキサス州ではケン・パクストン氏の支援に1億ドル以上を使い、トランプ氏自身も1カ月の間に同州を3回訪れました。

共和党はトランプ氏を支持するスーパーPAC「MAGA Inc.」などの資金力で民主党を大きく上回っていますが、地盤の選挙区にかかる費用がかさみ、これまでの支出で情勢が大きく好転したわけではありません。下院選の資金配分を担う党幹部らは近く支援先を絞り込み、勝てると判断した候補への支援を強める一方、見込みが薄くなった候補への投資は大きく減らす方針とされます。民主党の議席の伸びを全体として抑える狙いがあるとみられています。

結果によって今後はどう変わるのか

上下両院の勝敗の組み合わせによる株価の反応を予想する分析も出ていますが、選挙結果が大統領の政策や今後の政治運営にどのような影響を与えるかは、現時点で明らかになっていません。

注目ポイント

1932年以来民主党が上院選で勝っていないカンザス州や、共和党の地盤であるテキサス州、サウスカロライナ州でさえ資金の投入が必要になっている点が、共和党の苦戦の深さを示すものとして注目されています。また、党の顔である大統領の応援が逆効果になりかねないという党内の懸念も、関心を集めています。上院の多数派の行方と、終盤の資金の絞り込みがどこまで効果を上げるかが、今後の焦点です。

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