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キオクシア株、信用買い残9200億円が重荷 解消に時間か

キオクシア株、信用買い残9200億円が重荷 解消に時間か

キオクシアホールディングス株の信用買い残が約9200億円に膨らみ、全銘柄で最大になっていると報じられています。売買が細っているため解消に時間がかかり、株価の戻りが抑えられる可能性が指摘されています。米国の半導体株安や中国のメモリー企業への警戒も重なり、19日も売り気配で始まりました。

内容

信用買い残が全銘柄で最大の約9200億円に

ブルームバーグは、キオクシアホールディングス株の信用買い残が約9200億円に達し、全銘柄で最も多くなっていると報じました。見出しは「戻り阻む信用買い残9200億円」です。信用取引で買った株は、いずれ売って返済する必要があります。そのため、この残高は将来の売り圧力になり得ます。売買が細っている現在は残高がなかなか減らず、株価の低迷が長引く可能性があると伝えられています。

なぜここまで膨らんだのか

キオクシア株は主要なAI関連銘柄の一つとして注目を集め、大きく値上がりした局面で個人投資家の信用買いが集まったと報じられています。株価が下がり始めてからも買い残は減っていません。17日に公表された信用残の集計では、キオクシアは「買い残増加」の上位に名前が挙がっています。

株価下落の背景

株価は13日に急落しました。報道では、中国企業との競争が激しくなることへの懸念が理由とされ、下落率は13%と伝えられています。月初からの下落率は約35%に達しています。「4カ月で時価総額3分の1」となり、中国のメモリー企業の台頭が警戒されているとも報じられました。

海外市場の動きも重しになっています。米フィラデルフィア半導体指数は16日まで8営業日続けて下がり、下げ幅は15.7%に達しました。これほど長い連続下落は2008年10月以来、18年ぶりです。背景には主に2つの懸念があります。

  • AIインフラ投資に必要な巨額の資金を、どう調達するのかという疑問
  • 中国長鑫存儲技術(CXMT)による先端DRAMの開発

9月に米連邦準備理事会(FRB)が利上げを再開したことが、市場の変調のきっかけになったとの見方もあります。日経平均株価は先週5.4%下落しました。19日もキオクシア株は、米ハイテク株安や米コアウィーブ株の急落を嫌気して売り気配で始まりました。浮動株比率の引き上げで大きな買い需要が見込まれているにもかかわらず、株価に勢いが出ていないとの報道もあります。

個人投資家への影響

QUICKが算出する信用評価損益率は3週連続で悪化しました。9日申し込み時点でマイナス6.58%と前の週より1.02ポイント悪化し、7月31日以来の低い水準です。この悪化には、信用取引で人気のキオクシア株の下落が大きく影響しました。信用買いの含み損に苦しむ銘柄を集計した報道では、キオクシアが4位に入っています。また、信用買いの「売り期限」が迫り、個人投資家の損失が膨らんでいるとも報じられています。

解消までの期間

売買の減少で解消に時間がかかるとは報じられています。ただ、具体的にどのくらいの期間がかかるのかは、現時点で明らかになっていません。

注目ポイント

買い残の規模が全銘柄で最大で、信用取引で買った多くの個人投資家に関わる点が注目されています。株価の行方は、キオクシア単独の業績だけでなく、米国の半導体株やAI投資の動向、中国のメモリー企業との競争にも左右される状況です。今後は、信用買い残が実際に減り始めるかどうかと、米半導体株の下げが止まるかどうかが焦点になります。

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