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経済シュレーダー元独首相がプーチン氏の誕生会に出席、メルツ首相が強く批判

内容
何が起きたのか
ロシア大統領府(クレムリン)は10月8日、モスクワに滞在していたゲアハルト・シュレーダー元独首相(82)を、プーチン大統領が74歳の誕生日を一緒に祝うために招いたと発表しました。ロイター通信は、プーチン氏が自宅に招いたと伝えています。大統領府は、2人が笑顔で握手を交わす写真も公開しました。祝いの具体的な日時や、ほかにどのような人が参加したのかは、現時点で明らかになっていません。
なぜ出席したのか
クレムリンの説明では、プーチン氏はシュレーダー氏がモスクワを訪れていると知り、「旧友」として招待しました。シュレーダー氏のモスクワ訪問は、ロシアでの新しいビジネスのためだったとされています。同氏は、ロシア国内でスーパーマーケットを運営するハイパーグロバスで、監査役会の一員を務めるようになっていました。
メルツ首相が憤った理由
ドイツ政府のシュテフェン・マイヤー報道官は9日の記者会見で、メルツ首相が「深く憤慨している」と述べました。報道官は、ウクライナでの戦争の責任はすべてプーチン氏にあると強調し、同氏の命令によって民間人の犠牲や家族の離散など、深刻な苦しみが日々生じていると指摘しました。そうした状況のなかで誕生日を共に祝うことは、まったく道徳に反するというのがメルツ氏の考えだと説明しています。
シュレーダー氏とロシアの関係
シュレーダー氏は社会民主党(SPD)出身で、1998年から2005年まで首相を務めました。在任中からプーチン氏と親しい間柄を続け、退任後はロシア政府系のガス大手ガスプロムで報酬の高いポストに就くなど、ロシアとの経済的な結びつきを保ってきました。2022年にロシアがウクライナへの全面侵攻を始めてからは批判が強まり、首相経験者に認められる特権の一部を取り上げられています。
また、プーチン氏は今年5月、ウクライナ戦争の解決に向けた仲介役にシュレーダー氏を起用するよう欧州連合(EU)の加盟国に持ちかけましたが、各国は受け入れませんでした。
今後の対応
ドイツ政府や与党が今後、シュレーダー氏に対して具体的にどのような対応を取るのかは、現時点で明らかになっていません。
注目ポイント
ドイツの元首相という立場の人物が、戦争の当事者である大統領と親しげに祝う姿が写真で公開された点に関心が集まっています。現職の首相が政府報道官を通じて「不道徳」とまで言及したことも、異例の強い反応として受け止められています。ロシアでの新たな企業の役職など、シュレーダー氏とロシアの関係がどこまで続くのかも焦点です。
ネットでの反応
ネット上では、ロシアでのビジネスのための訪問だった点に着目し、ロシアに取り込まれているのではないかと厳しく見る声が多く見られます。親しい関係があったのなら、侵攻の前にこそプーチン氏を止めるべきだったという意見や、強国への迎合が侵略を招くという教訓として捉える声もあります。
一方で、対話の窓口を完全に閉ざすことだけが外交ではないとして、政治から離れた人物による接触を一定程度認める意見や、ほかの指導者との面会と比べて「不道徳」の基準を問う声も出ています。日本の政治家を思い浮かべたという書き込みが広がり、話題がドイツの問題から離れていくことに違和感を示す声もあります。誕生会に出た出ないで揉める構図を、軽い調子で受け止める投稿も見られます。
参考記事
- シュレーダー元独首相、プーチン氏の誕生会に出席 メルツ氏激怒「全く不道徳」AFPBB News 2026年10月10日 10:37
- シュレーダー元独首相、プーチン氏の誕生会に出席 メルツ氏激怒「全く不道徳」 (AFP=時事)Yahoo!ニュース 2026年10月10日 10:13
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