トップ > 社会
社会ノーベル化学賞の硤合憲三さん、東京理科大が「栄誉教授」の称号授与を決定

内容
東京理科大が「栄誉教授」の称号を新たに授与
東京理科大学は10月10日、同大学の名誉教授で、今年のノーベル化学賞受賞が決まった硤合憲三さんに対し、「栄誉教授」という称号を新たに贈ると発表しました。NHKなどが報じています。
この称号がどのような位置づけで、どんな役割や待遇を伴うものなのかは、現時点で明らかになっていません。授与式の日程や形式など、今後の予定についても現時点で明らかになっていません。
どんな研究が評価されたのか
今年のノーベル化学賞は、硤合さんとフランスのアンリ・カガン氏の2人に贈られます。授賞の分野は「不斉化学」と呼ばれる領域です。
分子には、右手と左手のように鏡に映すと重なり合わない2つの形(鏡像異性体)を持つものがあります。生命を形づくる分子はどちらか一方の形に偏っており、その理由は大きな謎とされてきました。硤合さんは、こうした分子が自らと同じ形の分子を増やしていく「不斉自己触媒作用」を見つけ、ごくわずかな偏りが大きく増幅されることを示しました。報道では、生命の起源の謎に迫った業績として評価されたと伝えられ、創薬への応用にも期待が寄せられています。硤合さん自身は、宇宙由来の物質の分析への期待も語っています。
硤合さんと東京理科大学
硤合さんは76歳で、東京理科大学の名誉教授です。埼玉県志木市に住んでおり、受賞の知らせは近所のスーパーで受け取ったと報じられています。発表から一夜明けた際には「気分は爽快」と話し、好奇心を持ち続けて研究できた理由を「持って生まれた性格」と語りました。地元の広島の親族からも喜びの声が上がっています。
同大学にゆかりのあるノーベル賞受賞者は、大村智さんに続いて硤合さんが2人目です。今回の称号は、ノーベル賞受賞が決まったことを受けて決定されたものです。
注目ポイント
私立大学の「早慶上理」と呼ばれる大学群のうち、ノーベル賞受賞者を出しているのは東京理科大学だけである点が、大学の実力をめぐる話題としても関心を集めています。また、生命がなぜ一方の形の分子でできているのかという身近で根源的な問いに関わる研究であることも、注目を集める理由の一つです。新たな称号を受けて、硤合さんが今後大学でどのような活動に関わるのかが焦点になりそうです。
参考記事
- ノーベル化学賞の硤合憲三さん、東京理科大が「栄誉教授」の称号授与読売新聞 2026年10月10日 17:34
- ノーベル化学賞 硤合さん 東京理科大が「栄誉教授」授与決定NHKニュース 2026年10月10日 21:04
- ノーベル化学賞 そ※合さん 東京理科大が「栄誉教授」授与決定 2026年10月10日 21:04
今話題の記事
ランキング登場履歴
| 2026年10月11日 10時 | 9位 |
| 2026年10月11日 7時 | 8位 |
| 2026年10月11日 5時 | 12位 |
| 2026年10月11日 4時 | 10位 |
| 2026年10月11日 3時 | 7位 |
| 2026年10月11日 2時 | 8位 |
| 2026年10月11日 1時 | 7位 |
| 2026年10月11日 0時 | 7位 |
この記事の内容に誤りを見つけた方は 情報の誤りを報告 からお知らせください。