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社会西山朋佳白玲、女性初の棋士資格を獲得 権利を行使するかは保留

内容
白玲戦を防衛して通算5期に
将棋の女流タイトル戦、第6期ヒューリック杯白玲戦七番勝負の第5局が10月10日に金沢市のホテル日航金沢で指されました。後手の西山朋佳白玲(31)が挑戦者の福間香奈女流四冠(34)に勝ち、対戦成績を4勝1敗としてタイトルを防衛しました。西山さんが白玲を獲得したのは通算5期目です。これにより、永世称号の「クイーン白玲」と、女性で初めてとなる「棋士」の資格を同時に手にしました。西山さんは白玲のほか、清麗・女流名人・女流王将のタイトルも持っています。
「棋士」資格と新しい制度
将棋界のプロ資格には、性別を問わない「棋士」と、女性だけが対象の「女流棋士」の2種類があります。これまで棋士になった女性はいませんでした。棋士になる基本の道は、男女を問わない養成機関の奨励会を突破することです。日本将棋連盟は2014年に棋士編入試験制度を設け、女流棋士やアマチュアにも道を開いていました。
連盟は2025年の通常総会でさらに新しい規定を審議しました。棋士と四段以上の女流棋士による投票で過半数の賛成を得て、女流タイトルの最高位である白玲を通算5期獲得すれば棋士資格を得られる制度ができました。女流棋戦の実績だけで棋士資格に届く仕組みです。西山さんはこの制度が適用された第1号になります。日本将棋連盟の清水会長は「将棋界の新たな可能性を示す意義深いこと」とコメントしています。
これまでの歩み
西山さんは大阪府大阪狭山市の出身です。奨励会では最高段位の三段まで昇段し、2019年度後期の三段リーグでは突破まであと一歩の成績を残しました。2021年に奨励会を退会し、女流棋士に転向しました。2024年から2025年にかけては、新人棋士5人と対局して3勝すれば合格となる棋士編入試験に挑みましたが、2勝3敗で不合格でした。
権利の行使を保留した理由
対局直後に、権利を行使して棋士になるかを問われた西山さんは「すぐに答えを出せる状況ではない」と答え、態度を保留しました。報道によると、「私だけの問題ではない」「少し落ち着いて検討していきたい」とも述べています。日本経済新聞は、自負と新制度ゆえの迷いがあると伝えています。迷いの具体的な中身は、現時点で明らかになっていません。
今後の流れ
棋士になる場合、西山さんは2週間以内に日本将棋連盟へ申請する必要があります。権利を行使すると、2027年4月1日付で女性初の棋士(四段)になります。棋士になった後も女流棋士の立場を持ち続け、棋士の公式戦と女流棋戦の両方に出場できます。行使するかどうかの最終的な判断は、まだ示されていません。
注目ポイント
最も大きな焦点は、申請期限の2週間以内に西山さんがどちらを選ぶかです。西山さんは奨励会三段まで進み、編入試験にも挑戦してきました。それだけに、一度は届かなかった棋士の道に新制度で手が届いた形となり、その選択に関心が集まっています。また、本人の「私だけの問題ではない」という言葉は、制度の初めての適用例として後に続く女性棋士の道にも関わる判断であることをうかがわせます。
参考記事
- 西山朋佳白玲、女性初の「棋士」資格を獲得!白玲防衛で通算5期、新規定を初適用Yahoo!ニュース 2026年10月10日 17:30
- 西山朋佳白玲、将棋史上初の女性棋士資格 昨年導入の新制度で日本経済新聞 2026年10月10日 17:30
- 西山朋佳女流四冠が史上初となる女性棋士の権利獲得 白玲防衛で特例の5期獲得読売新聞 2026年10月10日 17:30
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