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テクノロジーAI検索で架空の判例を掲載、沖縄戦の書籍が絶版に 琉球大がコメント

内容
絶版になった書籍
絶版になったのは、2026年9月に刊行された「無責任の体系と沖縄戦」(全184ページ)です。著者は琉球大学の島袋純教授です。編集の担当者は明らかになっていません。出版社は絶版と回収を発表し、ホームページに謝罪文を掲載しました。購入者からは書籍を回収し、代金を全額返金するとしています。
AIが使われた部分と誤りの内容
出版社によると、島袋教授は書籍の中で「沖縄戦におけるスパイ容疑住民虐殺に関する国際裁判の判例」として3つの例を挙げていました。しかし、3つとも実在しない判例でした。島袋教授は、学術機関が公開している国際犯罪裁判記録のデータベースを生成AIで検索し、出てきた結果が事実かどうかを確かめないまま書籍に使ったということです。
誤りが発覚した経緯と影響
島袋教授が知り合いの研究者に本を贈ったところ、その研究者が「捏造である」と指摘し、誤りが明らかになりました。書店には9月11日に200部が配本されています。このうち何部が売れたのかは、出版社も把握できていないとしています。
琉球大学のコメントと今後の対策
著者が所属する琉球大学の喜納育江学長は10月9日にコメントを発表し、「大学として重く受け止めている」と述べました。研究や教育でAIを使うときは、情報が正確かを確認し、原典に当たって検証することが研究者の基本的な責務だとしています。そのうえで、再発防止策などを検討する考えを示しました。大学の具体的な対策の内容や、出版社がどのような再発防止策を取るのかは、現時点で明らかになっていません。
注目ポイント
専門の研究者が書いた学術的な書籍で、生成AIが作り出した架空の情報がそのまま出版されたことが関心を集めています。沖縄戦の住民虐殺という重いテーマを扱った本で起きた点も、受け止めを重くしています。研究の場にAIが広がるなか、大学がどのような再発防止策を打ち出すのかが今後の焦点です。
参考記事
- 「検証は基本的な責務」 AI利用の書籍絶版、琉球大がコメント毎日新聞 2026年10月9日 21:31
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| 2026年10月10日 16時 | 16位 |
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