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テクノロジー防衛省、衛星打ち上げ用小型ロケットの短期製造へ調査研究に着手

内容
何が決まったのか
読売新聞によると、防衛省は短期間で製造できる小型ロケットの開発に向けて、調査研究を始める方針を固めました。複数の政府関係者が明らかにしたものです。月内に参加事業者の公募を始める予定です。また、年内に改定する安全保障3文書に、即応的な打ち上げ能力の重要性を盛り込む方向とされています。
なぜ短期製造を調べるのか
日本の人工衛星が攻撃などで使えなくなった場合に、代わりの衛星を載せたロケットをすぐ打ち上げ、失われた機能を素早く取り戻すためです。有事に戦い続ける能力を確保する狙いがあります。また、衛星を使った通信や測位はカーナビなど日常生活にも欠かせないため、国民生活の安定を守る目的もあるとされています。
海外への依存を減らすことも目的の一つです。現在、日本の衛星のうち国内で打ち上げられているのは約50%にとどまります。政府は2040年までの10年間の累計で、この比率を「60~80%以上」に引き上げる目標を掲げており、今回の調査研究をその主要事業の一つに位置付ける考えです。
想定される「衛星への攻撃」とは
宇宙では、中国やロシアが他国の衛星を妨害したり無力化したりする衛星の開発を進めているほか、衛星を破壊するミサイルの開発も進めていると報じられています。防衛省関係者は、不測の事態にすぐ対応できる体制づくりが急務だとしています。
何を検証するのか
調査研究では、低コストかつ短期間でロケットを製造する技術を検証します。主な検討項目は次のとおりです。
- 3Dプリンターなどを使った部品製造
- 部品の供給網の確保と備蓄
- 組み立て方法
国内外で発射場が慢性的に足りないことを踏まえ、車載式、洋上式、航空機からの発射など、さまざまな発射方式も検討します。ロケットには、防衛省が製造を目指している小型衛星を載せる想定です。この衛星は軌道に入ってから短時間で機能を発揮できる設計とされています。
時期・予算・どのくらい早くなるのか
費用には、防衛省の今年度当初予算から約7000万円を充てます。研究は来年2月に始め、2028年3月までに基本的な考え方をまとめる計画です。具体的な運用方法はその後に検討し、ロケットの開発や保有は企業側が担う方向とされています。なお、製造や打ち上げに具体的にどれくらいの期間がかかるのかは、現時点で明らかになっていません。
注目ポイント
衛星の機能喪失は防衛だけの問題ではありません。カーナビなど身近なサービスにも関わるため、多くの人に影響し得る話題として関心を集めています。今後の焦点は、年内に改定される安全保障3文書に即応打ち上げ能力がどのように書き込まれるかです。あわせて、公募に応じる事業者がどのような技術を示すかも注目されます。
ネットでの反応
ネット上では、秘匿された発射施設や潜水艦、トラックなどから数分以内に衛星を打ち上げられれば便利だ、という受け止めの声が見られます。報道では車載式や洋上式など発射方式の多様化が検討項目として挙がっています。ただし、打ち上げまでの具体的な所要時間は示されておらず、期待されている速さとの間には差がある状態です。
参考記事
- 衛星打ち上げロケットの短期製造、防衛省が調査研究へ...人工衛星への攻撃など有事に備え(読売新聞オンライン)Yahoo!ニュース 2026年10月9日 05:00
- 衛星打ち上げロケットの短期製造、防衛省が調査研究へ...人工衛星への攻撃など有事に備え 2026年10月9日 05:34
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