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ANA、SFC新制度を再見直し ラウンジ一部利用可も「年300万円」基準は維持

ANA、SFC新制度を再見直し ラウンジ一部利用可も「年300万円」基準は維持

ANAが2028年度から導入予定の「スーパーフライヤーズカード(SFC)」新制度について、利用者の声を受けて内容を再び見直しました。年間決済額300万円未満の会員でも条件付きでANAラウンジを使えるようになりますが、300万円という区分の線引きは残り、受け止めが分かれています。

内容

SFCとはどんなカードか

SFCは、ANAの「ダイヤモンドサービス」「プラチナサービス」などの上級会員資格を得た人が申し込めるクレジットカードです。カードを持ち続ける限りラウンジなどの優遇を受けられるため、資格を得る目的で飛行機に乗り続ける「SFC修行」が行われるほどの人気がありました。

4月に発表された当初の改定内容

ANAは今年4月、2028年度からSFC会員をANAカードとANA Payの年間決済額で2つに分ける新制度を発表しました。決済額が年300万円以上なら「SFC PLUS」となり、ANAラウンジやスター アライアンスのゴールド資格がこれまで通り続きます。300万円に届かない会員は「SFC LITE」となり、当初案ではANAラウンジに入れなくなるうえ、スター アライアンスの資格もシルバーに下がるとされていました。

9月の見直しで変わった点

会員からの反発が広がり、株主総会でも厳しい声が出たと報じられるなか、ANAは9月に見直しを発表しました。SFC LITEの会員も、国内線では混雑時を除いてANAラウンジを使えるようになり、あわせて事前予約の仕組みも設けられます。国際線では、ANAグループが運航する便に乗る場合に限り、羽田・成田・ホノルルなどのANAラウンジが利用可能になります。

また、改定発表を受けてSFCを退会した人には特例での再入会が認められ、期限は2027年3月末までと報じられています。

300万円の基準は続く

見直し後も、PLUSとLITEを分ける年300万円の基準はそのまま残ります。スター アライアンスのゴールド資格がLITEで失われる点も変わっていません。ANAは、300万円未満の会員が全体の約6割にあたると試算しており、基準を200万円にしても混雑は解消しないと説明したと報じられています。7月には、改定について「法令への抵触はない」との説明もありました。

なぜ見直されたのか

ANAは「お客様のご意見」を受けて再見直しを行ったとしています。日本経済新聞は、かつて国際線の拡大を後押ししたSFCの特典が、いまは負担になっている面を伝えています。「混雑時」をどう判断するかの具体的な基準は、現時点で明らかになっていません。

出典:LINE NEWS(@news_line_me)(X)

注目ポイント

「一度取れば一生続く」とされてきた特典の条件が変わるため、長年カードを持ってきた多くの会員に影響が及ぶ点が関心を集めています。ラウンジの利用は一部緩和されましたが、混雑時の判断や事前予約の受け付けを空港ラウンジの受付や客室乗務員が担うことになれば、現場に新しい負担が生じるのではないかと指摘する報道もあります。今後は、混雑の基準や予約制度の詳しい運用がどう示されるかが焦点です。

ネットでの反応

SNSでは、ラウンジの緩和が決まった後も戸惑う声が目立ちます。300万円を払えたとしても、持っていて誇らしいカードではなくなったと感じる投稿や、ANAが方針を弱めたと受け止めつつ「混雑」の基準が分からないとする投稿、事前予約の仕組みに不信感を示す投稿が見られます。

一方で、ANAは方針を曲げずに利用者を絞ったサービスを続けるべきだという意見も出ています。ラウンジが使えるかどうかに議論が集まる一方で、会員の多くが引っかかっているのは、決済額によって会員を分ける仕組みそのものだという受け止めも広がっています。

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